プログラミングを経験しない新卒ITコンサルタントの開発研修の目的とは?

プログラミングを経験しない新卒ITコンサルタントの開発研修の目的とは?

みなさんこんにちは。GPTech新卒一期生の堀井です。今回も新卒研修について紹介していきたいと思います。

さて、2か月間のOFF-JT期間も終わりが近づいています。少しづつGPTechの一員として馴染みはじめてきたと感じている新卒3人ですが、実は入社を決める前、共通の疑問を抱えていました。

それは、プログラマーとして開発を経験せずにITコンサルタントの仕事がこなせるのかということです。

GPTechの事業には興味があるけど、自分が本当にやっていけるのか自信がない…という点でGPTechへの入社を迷っていました。もしかすると同じような悩みを持っている就活生の方もいらっしゃるかもしれません。

結論から言うと、ITコンサルタントに必要なのはプログラミングなどの開発スキル以上にITプロジェクトにおいて、どのような問題が発生するのかを把握し対応できるスキルが重要であると研修を通して実感しました。

そこで今回は自社ではシステム開発を行わないGPTechで、プログラマーとして開発を経験せずにITコンサルタントとしてのスキルを身に着けるために行った研修とその意義についてお話します。開発工程に関して、GPTechの新卒研修でおこなったことは、

✔プロジェクト管理方法

✔ノンプログラミングツール(kintone)を用いた開発による社内業務の改善

の2つです。

続いて、研修でどのような学びがあったのか具体的に紹介していきます。

プロジェクトを管理する方法

プロジェクトを成功させるためには、問題を起こさないこと、そして問題が起きても修正することが求められます。そのためには様々な観点からプロジェクトを管理することが必要になります。

新卒研修では、プロジェクトを管理する方法についてや、管理の対象となっている開発工程はどのような段階があり、どのような手順を踏んで進んでいくのかということについて学ぶことができました。

プロジェクト管理にははさまざまな方法があるのですが、ここでは例としてスケジュール管理についてを取り上げたいと思います。

スケジュール管理とは、プロジェクトの作業計画と作業実績にどれだけの差があるかを把握することです。差を把握することで作業の遅れを考慮しスケジュールを立て直すことで、大幅な損失を避ける効果があります。具体的には以下のような表で進捗を管理する方法があります。

画像:WBS

上の図は研修で実際に使用したスケジュール管理表を簡略化したものです。

オレンジの四角が作業予定で、黒の四角が作業実績、青の縦線が現在の日付です。上の表であれば「3.6テスト仕様書設計」が予定より1日遅れているということが一目でわかるようになっています。このように表で管理することで、作業計画と作業実績の差が視覚的に理解しやすくすることができます。

このようにプロジェクト管理方法は、プロジェクトを成功に導くための方法として存在しています。他のプロジェクト管理方法にも興味がある方は、プロジェクト管理のについての知識体系であるPMBOKの内容を詳しく見るとより深く学べるので、参考ページを紹介しておきます。https://products.sint.co.jp/obpm/blog/serial-umeda01

開発経験を通して学んだITコンサルタントに求められるスキル

プロジェクト管理方法の研修では、開発工程におけるGPTechの役割について学びました。しかし、あくまで管理する項目を学んだだけであって、実際にシステムの開発がどのような順序で進むのかということを実感を伴って理解できていませんでした。実際の開発工程はどのような順序で進み、どのような問題が発生するのか、ということを知るために、システム開発を研修で体験しました。

システム開発といっても大規模なものではなく、社内業務の改善をシステム開発によって行うというものです。その際に利用した開発ツールはサイボウズ社のノンプログラミングツールである「kintone」です。kintoneの特徴はドラッグ&ドロップでプログラミングが出来ない人でも簡単にシステム開発ができるというところです。

操作が簡単で修正も比較的簡単に出来るため、システムの仕様をきちんと固めてから開発に入るウォーターフォール型ではなく、仕様検討と開発を繰り返して徐々に修正していくアジャイル型で開発を行うことが多いです。

しかし、今回は実際の業務で担当することが多いということもあり、ウォーターフォール型で社内業務改善プロジェクトを進めていきました。

画像:開発技法について

(出典:NECソリューションイノベータ)

システム開発の工程を大まかに分類すると、

①業務担当者へのヒアリング等を実施し、現状業務の洗い出しと整理を行う

②現状から課題を抽出し、あるべき姿を描く

③あるべき姿をシステムでどのように実現するのか(システムの仕様)を決める

④仕様に基づいて、実際にシステム開発を行う

⑤完成したシステムがきちんと動くかをテストした上で納品する

の5つに分けらます。

上記5つの工程をにそってプロジェクトを進めました。

この研修を通して感じたのは、上記の①~③の工程でミスが起こっていると開発のスキルがどれだけ高くても完成したシステムは失敗に終わるということです。

現状業務の認識が間違っていれば、解決すべき課題について認識することができませんし、解決すべき課題の設定が間違っていれば、システムで課題を解決できても効果があがらないということになります。また、適切な課題設定ができていても、システムで実現できないことが求められていれば、開発できないのでシステムが完成しません。

私はこの研修で、①の現状業務の洗い出しと整理が不十分だったために、開発に入る直前になって、このまま開発しても業務改善効果の薄いシステムが出来上がるだけだということに気づき、結果的に①の工程からやり直すはめになって、時間と労力を大幅にロスしてしまいました。

それゆえに、

①では現状の課題を把握するためのヒアリング能力

②では解決すべき課題を選定する能力

③ではシステムで何が出来るかについての知識や、システムでなにが出来るかを調査する能力

が必要です。

このように開発のスキルというのは、システム開発を成功に導くための一要素であり、むしろ①~③の工程がITプロジェクトの成否を決するといっても過言ではありません。そして、ITコンサルタントの活躍が期待されているのは開発ではなく①~③の工程です。このことからも、ITプロジェクトで起こりうる失敗パターンを把握した上で、失敗を起こさないような課題の設定や、プロジェクト管理を行っていくことがITコンサルタントに必要な能力と言えるのではないでしょうか。

まとめ

以上のように、GPTechではプロジェクト管理と実際の開発体験という2つの側面から開発工程に関する新卒研修を実施しました。

開発を経験してからITコンサルタントになった方がよいのではないか、と迷われている方は少しでも参考にしていただけると幸いです。

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