GPTechのITコンサルとして、どのように日本経済を活性化させたいと考えているのか|23卒の就活体験記

GPTechのITコンサルとして、どのように日本経済を活性化させたいと考えているのか|23卒の就活体験記

はじめに

こんにちは。株式会社グローバル・パートナーズ・テクノロジー(以下、GPTech)新卒5期生の大野です。

この記事では、私が就職活動を通して、ITコンサルを志望し、GPTechへの入社を決めるに至った経緯をお伝えしたいと考えています。

これから就活を行う方、ITコンサルに興味のある方、現在就活で悩んでいる方にとって、私の経験が有意義なものとなれば幸いと考え執筆しました。

自己紹介

私の自己紹介から簡単にします。私は宮城県生まれ、神奈川育ちです。幼少期は科学が大好きで科学者になることを夢見ている子供でした。

中学ではバスケ部に所属し、高校ではボランティア活動を行っていました。大学からは長く興味を持っていた合奏をやってみたいと考えており、マンドリン楽部という部活に入部し、楽しく演奏を行っていました。

大学院では新型コロナの感染防止に関わる機会があり、空気感染対策に関する研究を行っています。

このような経歴なのでITとは全然縁のないことをやってきました。そんな私がGPTechという会社でITコンサルタントを目指すことを選んだ経緯について、本記事ではお伝えしたいと思います。

その前に、まずは私の考えるGPTechでのITコンサルティングの仕事について、一般的なITコンサルとの違いからお伝えします。

一般的なITコンサルとの違いから見るGPTechでの仕事


一般的なITコンサルタントの仕事

ITコンサルタントが行うITコンサルティングは、企業の経営課題をIT技術(システム導入)を通じて解決することを目標とする仕事です。システム導入の工程をもとに、ITコンサルタントの仕事を説明します。

システム開発の工程は、①企画、②現状分析、③要件定義、④設計、⑤開発/テスト、⑥運用保守、の6つの工程に分けられます。

このうち、ITコンサルタントは①企画~④設計の一部までを担い、以降の工程ではプロジェクトマネジメントを行うことが一般的です。

Sler(システム開発会社)で働くエンジニアは、③要件定義~⑥運用保守、または、①企画~⑥運用保守までの全工程を担います。

システム開発プロジェクトの現状

2018年の日経コンピュータの調査によるとシステム開発プロジェクトの約5割が失敗しているという結果が出ています。その10年前の調査では成功率は約3割程度であり、改善されているものの、まだ成功率が高いとは言えません。

その原因であると考えられるものとして、「システム発注側のシステム開発側への過度な依存」があります。

エンジニアはシステム開発において、非常に高い成果を出すことが期待され実際に成果を発揮できますが、経営課題や業務課題に対してどのようなシステムが有効かといった目的と手段を明確化することは必ずしも得意ではないことが多いと想定されます。

現状の日本では、システム発注側のIT知識や体制不足によりシステム開発側に依頼する内容が曖昧になってしまい、そんな曖昧な発注を受けたシステム開発側とシステム発注側との間で認識の差が生まれ、結果としてシステム開発の失敗へとつながってると考えます。

GPtechでの仕事

GPTechは、システム発注側の立場でプロジェクトに参加し、IT戦略の立案・実行や、システム導入/刷新の支援を行っています。

自社内でシステム開発は一切行わず、あくまでもシステム発注者側の立場から、最適なシステム開発会社を選定します。

そして「システム発注者がシステム開発を開発会社に任せきりにしてしまい、自社の経営課題を解決するためのシステム開発において互いに認識の違いがある状態」から「システム発注者がITに関する知識を持ち、自社の経営課題の解決に必要なシステムの要件を自ら考え抜いて、よりよいシステムを作り上げるためにシステム開発会社とコミュニケーションできる状態」への変化を期待しています。やがてはこの考えがさらに広がることを目指しています。

「ITコンサルタント」という職業は、GPTechも他のITコンサルティング会社も同じですが、そのスタンスには大きな違いがあることが伝わったら嬉しいです。

私自身としてもGPTechが掲げるITシステムの内製化を促すという考え方は非常に納得が出来るものでした。

なぜ、そのように考えたかを次章でお伝えしたいと思います。

GPtechの目指す先に感じた展望

日本のIT化、DX化の遅れ

私は就職活動をする中で、エージェントを通じてGPTechと出会いました。説明会に参加し選考を進む中で、システム開発の現状とGPTechが目指す未来を聞きました。(前章に記載の内容です)

現代社会は高度かつ複雑化する中で、その専門性は細かく分かれ、分業することが一般となっていますが、近年よく聞くようになった「IT」や「DX」もその一つだと思います。ニュースを見ていても、日本のIT導入やDX化は遅れていると言われています。

「『世界デジタル競争力ランキング2020』マレーシアが日本を上回る結果に」の記事より引用
(https://connection.com.my/malaysia_news/id=1756)


「世界デジタル競争ランキング2020」によれば63国中27位であり、前年度23位よりさらに下降していました。他にはビジネス敏捷性が56位、人材が46位とあり、日本は、デジタル活用がビジネスの現場に十分に生かせていないことが明らかです。

実際に私が研究で病院に出入りしていた際、カルテの整理を人の手で行っていたり、建築業界の友人の話では、様々なデータを手作業で処理している場面が多く、非効率な作業をしていると聞きました。

これは私の見聞きしたことなのですべてではないと思いますが、実際、医療や建築業界はIT導入が進んでいない業界の一つとされています。


日本のIT化、DX化の遅れの原因について

日本のIT化、DX化の遅れの原因の一つとして、IT人材の不足が世間では言われていますが、そのほかにIT人材の偏りが指摘されています

「IT人材がユーザー側で大幅不足、政府白書が指摘した日本『デジタル敗戦』の主因」の
記事より引用
(https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/04834/)

内閣府の調査(アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、日本のIT人材が従事する産業比較)によると日本以外の4か国はIT産業に従事する人が全体の35~45%程度と半数以下ですが、日本は70%以上となっています。

このことから、日本ではIT産業ではないユーザー企業側にIT人材が不足しており、自社内で大規模なシステム開発が行える企業が他4国より少ないだろうと考えられます。

実際いずれの国も「世界デジタル競争ランキング2020」では日本より上位となっていることから、この人材の偏りが日本のIT競争の遅れと関係がないとは言えないと思います。

これからの日本が目指す道

日本が今後成長していくためには、企業のIT化、DX化の推進が不可欠ですが、ⅰ.IT人材の偏り、ⅱ.システム開発のエンジニア任せな現状の2点が続く限り、IT人材そのものが増えても意味がないと思います。

実際、ITに関して勉強してきた人間のほとんどがIT業界を目指している様子を、就職活動の中でよく見てきました。

大事なことは非IT業界でIT人材が十分に活躍できるような体制作りだと思います。そのためには企業がITに対して十分な理解と検討が出来る組織を内製化し、経営課題に対してどのようなIT技術を導入するかの検討が出来るようになる必要があると思います。

現状のITシステム開発は「出来る優秀な人がすべて担い、ほかの人が育たない」という状況だと思います。そうではなく「優秀な人がそのノウハウを他に広め、育てる」という全く新しい姿勢が大事だと思います。

私はGPtechが取り組んでいる、システム開発の内製化に向けたIT人材の育成や体制の強化こそが日本のDX化ひいては発展につながると思っています。

まとめ

GPTechでITコンサルタントを目指す理由について語りましたが、実は私の就職活動はうまくいっていませんでした。様々な業界を見て選考に進みましたが、自分の中でやりたいことが定まっておらず、選考ではたびたびその点を指摘され、なかなか内定にはたどり着けませんでした。

そんな中、ITコンサルタントという職種に興味を持ちました。私自身、普段から他人の悩みから解決策を考えることが多く、会社の経営課題に対してシステム開発を通して解決をサポートするというITコンサルティングは、非常に自分の思考と似ている仕事であると考えたからです。

その後、GPTechと出会い、企業のシステム開発内製化の支援とその考えを広めていくという姿勢に、日本社会への影響の大きさと未来を感じました。自分もそのGPTechの一員となり、社会への貢献をしたいと考え入社を決めました。

今後はGPTechにて、課題の分析と課題の重要性をわかりやすく伝えるスキルを身に着け、様々な経験から成長し、会社のシステム開発内製化を手伝い、引いては日本のIT化、DX化の推進という形で社会貢献をしていきたいと考えています。

就職活動の中で悩むことは多いと思いますが、自分の考えや経験と照らし合わせることを丁寧に行っていくと、きっと自分の就職先として納得が出来る会社がきっとあると思います。もし私のようにGPTechの経営理念に共感いただければ、ぜひ選考に挑戦してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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