「違和感」を抱えながら就活をする人に向けた、ちょっとした提案
こんにちは。株式会社グローバル・パートナーズ・テクノロジー(以下、GPTech)新卒7期生の秋葉です。この記事では、私の就活での経験を基に「違和感をきっかけに楽をして就活をするやり方」について共有させていただきたいと思います。
はじめに
まず、簡単に自己紹介をさせてください。
私は、早稲田大学社会科学部に通っている四年生で、出身は東京都葛飾区です。高校時代に拝読した見田宗介先生のテキストをきっかけに社会学を志し、大学へと進学しました。
そこから、大学二年のときに出会った教授とその専門領域である刑法学に惹かれ、現在は刑法研究ゼミに所属し、研究を行っております。
執筆時、私は実際の業務に携わっておりません。そのため一人の就活生として
「なんとなく進めているものの、本当にこのままでいいのか悩んでいる」
「つい目先の結果に苦しんで、振り回されてしまう」
「就活も楽しめるならその方がいい」
という方にとって少しでも参考になればと考えております。
「違和感」や「就職活動」をどう捉えるか。
ちょっとした提案
そもそも、「違和感」とはいったいなんでしょうか。私は「自分と他者との間にあるギャップ」であると考えています。
そんな違和感に目を向けてみて、就職活動を「企業と相互に大切にしているものを確かめ合うもの」として考えてみると、より気楽に取り組めるようになるのではないでしょうか。
以下では、そのように思い至った経緯について私自身の経験をお話できればと思います。
これまでの就活観と転機
先ほど冒頭で挙げた就職活動に対する悩みは、いずれも実際に私も直面していたものです。
とにかく、就活に真剣な周りに遅れたくない一心で、流されるままに説明会予約、ES提出や筆記・面接対策をしていました。
疲弊する一方で結果は伴わず、行動しているのに前進していない感覚ばかりが募りました。
もちろん、行動を起こすことは悪いことではありません。
ただ、私の場合、ずっとこれらに違和感を覚えながらも表面上の対策に明け暮れるという状態が続いていました。
転機は2024年の3月。受験期のメモをきっかけにそれまで放置していた違和感に向き合おうと、改めて行った自己分析でした。
その際に重視した観点は「どうやったら楽に就活ができるか」でした。
この自己分析で私には「遅れるから」「周りがやっているから」「損をしたくないから」という消極的な動機が目立っていることにようやく気付き、そして、積極的な動機から就活軸を見直すことでより楽に就職活動ができるのではないか。そう考えました。
就活軸を見直す際に活用したのが、就活初期から感じていた数々の「違和感」でした。
これらを振り返り、わかったのは
私は「本質的」なものごとについて考えを巡らせることが以前から好きであり、これをモチベーションとして行動し、大切にしているということでした。
より行動に即して表現すると、「ヒト・モノ・コトに真摯に向き合う」ということでした。
軸をこのように再設定してからは、就職活動を「企業と相互に大切にしているものを確かめ合うもの」と考えられるようになり、それまでに抱えていた数々の違和感から爽快に解放されました。
また、焦点もシンプルになりました。大事なのは
- 自分が何を大切にしているのか、どうしてそれが当該企業で実現できると思ったのか。その判断要素の妥当性。
- 上記は「伝わったのか」それとも「合わなかったのか」
の二点だけ。
適切な振り返りができるようになると、選考の場は「値踏みされる場」から「考えを共有し、精緻化していく場」へと変わり、楽しみながら就職活動を進めていけるようになったのです。
GPTechに感じた魅力
上記のような就活をするなかで、GPTechに興味を持ったのは、企業理念自体の視座の高さやビジネスモデルとの合理性と論理的一貫性がきっかけではありましたが、入社の決め手になったのは選考を通じて感じた人の魅力でした。
私が選考を通じて印象に残っているのは、自分の専攻に関することや志望動機を話すとき、常に文脈と内容に沿った問いをもって対話をしてくださったことです。
単に決められた問いかけではなく、具体的な内容に即してそれを広げるように、かつ別の視点を織り込みながらなされるものでした。
また、早いラリーで会話が展開される中で、言葉を配慮する余裕はいい意味でなく、ふと出た言葉で会話をしていたように思います。
しかし、そのふと出た言葉選びに対して、どう感じたかを素直にフィードバックいただき、言い換えの機会をくださったことで、自分の考えをより正確にお伝え出来たように感じました。
決め手になった点は、「言い換えの機会を設ける」だったように思います。
私は、一つの出来事を一つの言葉で言い表すことは難しいと考えています。
そのため、一つの出来事であっても複数の言い方で言い換えて伝えることで、他者と出来事の捉え方をすり合わせることが出来ると考えており、これは私個人が大切にしている考えの一つです。
そして、選考の中で同じ「どう言い換えるのか」という点から対話を進めてくださったことは今でもよく覚えています。
この選考経験と、説明会当初から魅力的に感じていたIT業界の構造的問題に対する捉え方をアプローチに納得し、GPTechに入社したいと思うようになりました。
まとめ
このように私は初期の就職活動で覚えた違和感をベースにして、就活軸を作りました。
就活軸が自身の価値観を正確に反映したものであればあるほど、人に伝える際に自信を持つ事が出来ます。
さらに伝えたいこと自体は明確になるので、選考の成否結果の原因も「伝わったかどうか」「伝わったうえで合わなかったかどうか」で簡単に振り返ることができるようになり、就職活動全体が楽なものに変わってくれます。
また、「違和感」はもちろん「就職活動」に対しての捉え方の中身は各人に委ねられると思っています。
あなた自身が就職活動、ひいては働くこと、さらには生きていくことをどう捉えているか、捉えたいかが本当に重要なことと思います。
それが反映されていれば、うまく表現できれば納得感ある就活にしていけるのではないでしょうか。
同じような悩みを抱えながら就活をする人にとって、少しでも参考になるものがあれば幸いです。
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