入社前から始まる、中途入社する新メンバー向けのオンボーディング施策
こんにちは、新卒2年目の神村です。
本ブログでも数多くの中途入社社員を紹介しておりますが、GPTechは中途入社社員を一年に10名弱迎えています。
現在、全社的にフルリモート体制で勤務していることから、新卒・中途問わず、入社した社員が不安を感じ、本来の力を発揮できないリスクは高まっています。
そこで、中途入社者(以下、新メンバー)向けの取り組みとして、内定承諾から入社前のコミュニケーション、入社初日の案内、入社3か月後までのサポートを「オンボーディング」として体系化して実施しています。
この記事では、GPTechの中途入社した新メンバーに向けて実施しているオンボーディング施策について、目的と現在行っている取り組みをお伝えします。
オンボーディングの目的と経緯
GPTechの新メンバー向けのオンボーディングは2020年から開始され、改善を繰り返してきました。
開始当初の記事は以下からご参照ください。
オンボーディングを試行的に開始した後に迎え入れた計9名の新メンバーにフィードバックをいただきながら、新メンバーを迎える体制を整えるための制度として、本格的に支援範囲や体制を改善してきました。
オンボーディングの目的は「新メンバーにいち早くバリューを発揮してもらう」ことです。
新しい組織に入る時は誰だって強烈なストレスに晒されるものです。そんな時にフルリモートの環境では、日々わいてくる無数の疑問を誰に聞いたらよいのか、どのようなことなら聞いてよいのか…など、悩まなくても良いことで新メンバーを悩ませてしまいかねません。
まずは、悩まなくてもよいポイントで一人思い悩む時間を少しでも減らせるよう、次のような取り組みを行っています。
オンボーディングの流れ
図はオンボーディングを3つのフェーズに分けたマトリクスです。
- 新メンバーになっていてほしい姿
- 新メンバーとオンボーディング担当の関係性
について、目標として定義しています。
入社前
オンボーディング担当が目指すべきは、新メンバーがGPTechで期待されているミッションを入社したその日から理解していること、何か困ったことがあればオンボーディング担当に聞くことができる状態です。
これは入社当日のPC設定や社内ルール説明など、疑問が生じやすいタイミングですでに実現していることが望ましいと考えています。
そのため、入社日の前に社内ルール概要やメンバー紹介の資料を共有し、ミッション理解のために所属予定のグループ長との面談も行い、希望に応じて参考書籍の紹介、社内研修の紹介など、適宜案内します。
※入社直前まで前職の業務が忙しい場合もあるため、強制はしていません。
「入社に向けて準備しておきたいが、どのような方向で準備したら良いか?」という新メンバーが抱きやすい不安を解消するため、社内ルール、ミッション、参考書籍など多角的に情報共有を行いながら、関係性を構築しています。
入社当日~1か月後まで
新メンバーにとって、入社初日の体験や出来事は、他のどの日よりも長く記憶や頭に残ります。そのため、悪い体験や間違った印象を植え付けないことや、偶然に任せて体験や印象を刷り込ませないように設計しています。
GPTechでいち早く活躍してもらうためにも、気持ちよく文化に馴染んてもらうためにも、入社初日はとても大切なイベントと位置付けています。
そのため、貸与PC受け渡しなど対面でのやり取りが発生する際は、関係者にはできる限り出社していただきます。
昨今は選考の全過程がリモートになることが多く、入社日が初めての対面の場となるため、リモートでは見えづらい人柄が見える良い機会にもなります。
入社当日は幅広くメンバーを集めてランチ会を行ったり、顔合わせを目的とした打ち合わせを行ったりします。
また、「中途入社式」を行うのも入社初日の特徴です。対面の会議室とWeb会議を繋ぎ、出社していないメンバーもリモートで参加します。
入社式の中では、社長・取締役それぞれから、面接での印象やこれから期待することなど、新メンバーに対して直接メッセージを贈ります。入社式を印象に残るイベントとして重視するからこそ、必ず社長・取締役から直接期待を伝え、お互いの認識をすり合わせます。
そのほか、既存のメンバーからも自己紹介と歓迎の言葉を贈り、新メンバーにも自己紹介と合わせて抱負を話していただきます。
全社の行事として実施することで、より会社全体の雰囲気を感じられるイベントとなります。実際に新メンバーは、当日のイベントが印象に強く残っているそうです。
入社から1か月の間は、業務プロセスに関する研修、評価制度の説明をはじめ、GPTechの一員として動いていただくためのインプットを行います。
特に、業務プロセスの研修は社長が講師を務めるため、新メンバーが活躍するためのエッセンスを直接伝えることができます。
オンボーディング担当としては、前述の研修など各種調整業務のほかに、社内の定型業務のリマインド、社内ツール支援を行います。
慣れてしまえば当たり前になる社内ルールですが、そういった業務ほど変化で戸惑いがちです。できるだけ早く慣れていただき、戸惑う期間を最小限にしたいという思いから充実させてきた取り組みです。
入社3か月後まで
その他、メンバーとのコミュニケーション機会を増やすため、社内向けに行われている研修に参加してもらう、歓迎会を実施する、若手のみの勉強会にゲスト参加してもらうなど、入社約3か月後まで支援を続けます。
そして、月次サイクルの業務も複数回経験し、最も使用頻度の低い評価制度のツールの支援が完了するタイミングで、オンボーディングの取り組みとしてはフェードアウトしていきます。
オンボーディング準備のポイント
現在オンボーディングは、新卒で入社したメンバーが中心に担っています。新卒入社メンバーは中途入社の経験がなく、思い至らないこともたくさんあります。
そのため、中途入社したメンバーの方からいただいたコメントや疑問をできるだけ早く取り組みに反映するようにしています。
それだけではなく、この取り組みをルーティンワークにしてはならないと考えて実施しています。常に一歩先を行く支援で、新メンバーの困りごとをプロアクティブに解決できるオンボーディングを目指しています。
一緒に働く仲間を募集中
GPTechでは、中途採用および新卒採用ともに、一緒に働く仲間を募集しています。
今後も、私たちと一緒にIT業界の改革に向けて切磋琢磨し合える方の入社に向けて、より効果的なオンボーディングで入社初日を歓迎し、スムーズなキャッチアップに貢献できるよう、メンバーからのフィードバックをもらいながら改善を進める予定です。
ご連絡は下の「CONTACTページ」まで、お気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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