目指せ即戦力!2ヶ月間のOff-JT研修!!
はじめに
こんにちは!新卒5期生の藤﨑です。
GPTechに新卒で入社した社員(以下、「新入社員」)は、ITやコンサルタントの経験がないにもかかわらず、なぜITコンサルタントとして活躍できるのでしょうか?
その答えの一端が、GPTechが完全に内製化して実施しているOff-JT研修にあります。
今回は、そんなGPTechのOff-JT研修の全体像を紹介します! (※本記事は、2023年度の新卒研修にもとづいて作成した記事です。GPTechの新卒研修は毎年アップデートを繰り返しているので、現在の新卒研修と異なる部分があります。)
Off-JT(Off-the-Job Training)研修は入社直後に行われ、座学を中心に集合研修の形で実施されることが多いです。一方、OJT(On-the-Job Training)研修は新入社員が実際の業務を行いながら、先輩や上司から直接指導を受ける形式の研修です。これらの研修は、それぞれにメリットがあることから、Off-JT研修で基礎を学び、その後OJT研修で実践的なスキルを習得するという流れで研修が行われることが多いです。
なぜ即戦力になれるのか
GPTechではOff-JT研修を、OJT研修期間終了後に即戦力として活躍するための基礎を形成する場として位置付けています。(※即戦力:上司の作業工数>指導工数+レビュー工数)
そのために、Off-JT研修ではGPTech標準の「IT調達プロセス」を理解すること一つの目標としています。「IT調達プロセス」とは、民間企業においてパッケージシステムを調達する際の、標準的なプロセスをGPTechが独自にまとめたものです。IT調達プロセスは、全体が7つのフェーズに分かれており、各フェーズ毎に実施するべきアクティビティ・タスクや、作成するべき成果物のサンプルが整理されています。
新入社員はIT調達プロセスを理解するための知識を持っていないので、まずは網羅的なインプットを行い、「知っている」を増やします。ただし、インプットだけでは知識が整理されず身に付かないので、アウトプットの場を多く設けています。加えて、アウトプットに対して先輩から細やかにフィードバックがもらえるので、効率的に学んだ内容が身につきます。(GPTechのOff-JT研修で学んだ内容がなぜ身につくのかは「学んだ内容が身につくGPTechのOff-JT研修」に詳しく記載しているので、ぜひご覧ください。)
また、Off-JT研修期間中は朝礼・夕礼を毎日行っており、学んだ内容や抱えている課題を振り返る機会を設けています。朝礼・夕礼では、振り返りに対して先輩からフィードバックがもらえるため、個々人に合った効率的な成長が期待できます。
次の章では、GPTechのOff-JT研修で学ぶ内容を具体的に紹介いたします。
Off-JT研修の実施科目と内容
GPTechのOff-JT研修は、「IT調達」「IT基礎」「コンサルスキル」「ビジネス基礎」の4カテゴリーに大きく分けられます。
「IT調達」では、先ほど述べたGPTech標準のIT調達プロセスの全体像を学び、各工程の意義や留意点をインプットします。また、各工程の一部を過去の事例を参考にして体験します。
「IT基礎」では、ITコンサルタントに求められる基礎知識を身につけます。IT知識が身につくことで、IT調達プロセスへの理解も深まります。
「コンサルスキル」では、ITコンサルタントとして成長するための方法やGPTechの共通知識を学びます。
「ビジネス基礎」では、ビジネスマンに求められるマナーやスキルを学びます。
その他、1日の振り返りを行ったり、キャリアや仕事の進め方に関する相談を行ったりしています。
各カテゴリーの具体的な研修については、以下の表をご覧ください。
上の表で紹介した研修の中でも、特徴的な研修を紹介いたします。
IT調達プロセス研修
IT調達プロセス研修では、民間企業においてパッケージシステムを調達する際の、標準的なプロセスを学びます。
2023年度の研修では、代表の坂本さんの講義を受けました。また、坂本さんの講義での理解を深めるために、先輩に事前インプットと事後フォローをしてもらいました。事前インプットの場を設けることで、坂本さんの講義で置いて行かれることなく、内容理解に集中することができたと感じています。事後フォローの場では、IT調達プロセスを復習することで、頭に入っていなかった部分、理解できていなかった部分に気付くことができ、疑問点を解消することができました。
(以下の図は、IT調達プロセスの全体像を表しています。詳細は「まずは全体像から!システム発注者側の目線でシステム導入時の業務を解説」で解説しているので、ぜひご覧ください!)
システム導入研修
システム導入研修では、ノーコードツールを利用して勤怠管理システムを作成しました。IT調達プロセスを見ると分かるかと思いますが、「勤怠管理システムを導入する」といっても、プロジェクトの立ち上げからシステムの運用まで様々なフェーズがあります。
本研修では、まず現状業務の課題をヒアリングして整理し、システム導入後の新しい業務の流れを業務フローで表しました(IT調達プロセスの第2フェーズ)。その後、作成した業務フローに基づきノーコードツールを用いて勤怠管理システムを開発しました(IT調達プロセスの第5フェーズ)。他研修ではレビュワー(上長役)が1名付きますが、この研修では上長役の他にお客さん役1名も付きました。これにより、IT調達においてシステム利用者の視点に立つことの重要性を実感できました。
朝礼・夕礼
GPTechのOff-JT研修では、毎日30分の朝礼を実施しています。朝礼では1日の研修内容を確認する他に、IT調達プロセスやIT知識の学習や、与えられたテーマに関して各自で調査したことの発表をしました。これらの調査や発表は、PKG選定研修の調査やプレゼン研修の発表で使える技術の予習や学んだことの復習となりました。
1日の終わりには30分の夕礼を行っています。夕礼では、今日1日で学んだこと・気づいたことに加えて、課題と感じていることや悩んでいることを振り返り、共有します。各々の振り返りに対して先輩からフィードバックがもらえます。振り返る場が設けられていることで、学んだこと一つ一つの繋がりを感じることができました。また、自分以外の学びや悩みを知ることで、自身の特徴を知る等気付きが得られました。さらに、新入社員3人分のフィードバックを受けることで、1人で振り返るだけでは得られない学びがありました。
次の章では、各研修の比率とOff-JT研修時の1週間のスケジュール例を紹介します。
Off-JT研修のスケジュール
以下の表が各研修の割合を表したもので、面積が時間の割合を表しています。IT調達が46%、IT基礎が15%、コンサルスキルが9%、ビジネス基礎が30%になっています。
比率の大きい研修の内、IT知識研修や議事録研修はOff-JT研修期間全体で満遍なく行いましたが、システム導入研修・PKG選定研修・IT調達プロセス研修・プレゼン研修は特定の時期に集中的に行いました。
以下の表は、Off-JT研修中のある1週間のスケジュールですが、この週はシステム導入研修とプレゼン研修を中心に行いました。システム導入研修ではヒアリングと業務フロー作成を実施し、プレゼン研修では中間プレゼンの準備と発表を行いました。
他の週でも、朝一に行う朝礼・IT知識の朝学習と夕方に行う日報作成・夕礼は、ほぼ毎日行いますが、それ以外の時間の研修内容は日によって全く異なります。
まとめ
Off-JT研修は、新入社員がGPTechの一員として活躍するための基礎を築く大切な場です。しかし、入社するまでその全体像が見えず、2ヶ月にも渡って何をするのだろうか、仕事で置いて行かれないだろうかというのが入社前の私の疑問でした。この記事が同じような疑問を持ち、不安を抱いている人の助けとなれば嬉しいです!
GPTechに入社し、Off-JT研修で充実した経験を積んだ皆さんと、GPTechの一員として一緒に働ける日を楽しみにしています!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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