「40代からの新しい挑戦」。SEと地方自治体職員を経た私がGPTechに転職した理由
はじめに
2024年4月に中途採用でGPTechへ入社した谷島です。新卒入社した会社でSEとして約10年、その後転職をして、地方自治体の行政事務職員として約10年勤めていました。そして現在、GPTechでは、シニアコンサルタントとして勤務しています。
プライベートでは母でもある私が、なぜ40代でITコンサルタントとしてGPTechに転職したのか紹介をします。
「民間で自分の経験を活かしたいと考える地方自治体職員の方」「年齢を問わず新しいことに挑戦したいと考えている方」の参考になれば幸いです。
これまでの経歴
大学卒業後、私が就職先として選んだのは大手SIerです。流通・サービス業のアカウントSEとして、主に販売管理や物流管理などのシステム開発・保守に従事しました。
要望を伺い、コストや技術的な実現性を踏まえて行う開発や保守作業は、お客様の仕事に貢献するという実感を得ることができました。実際に、「システムが使いやすくなった」「業務がスムーズになった」という言葉をいただいたとき、非常に嬉しく感じたことが印象に残っています。
またSIer時代の後半は、社内のコンサルタントともに、システム導入の提案やITグランドデザインの策定支援をするなど、段々とお客様へ接する機会が増えていきました。その結果、徐々にSE以外の職種にも興味を持つようになりました。
ちょうどその時期に子どもが生まれ、生活リズムが変わったことから、「SE以外にも自分に向いている仕事があるか探したい」「より社会貢献性の高い仕事に従事したい」と考え、地方自治体の行政事務職員を次の仕事に決めました。
地方自治体では、最初に情報システム部門に配属されました。SEとしての知識や経験があったため、業務内容は比較的スムーズに把握でき、地方自治体職員としての一般的な知識の習得に集中することができました。
その後、2回の異動の中で、窓口業務のほか、行政計画の策定や推進にも携わり、市民対応、議会対応、予算要求・執行など、行政事務職員として根幹となる業務を経験することができました。
異動のたびに業務内容が大きく変わる性質上、自治体の仕事には、新しい知識を得る楽しさがあります。また、市民の方と関わったり、新しい市民サービスを検討する中で、自らの仕事が地域の発展に直結することを実感でき、大きなやりがいに繋がっていました。
この先も行政事務職員として、新しいことを学びながら、地域に貢献できる仕事を続けていきたいと考えていました。しかし、ちょうど10年を迎える頃、これからのキャリアについて考えるようになりました。
転職を考えはじめたきっかけ
子どもが成長し、今後の進路や将来携わりたい仕事について話し合うなかで、「自分自身はこの先どうしていきたいか?」を考えることが多くなりました。そして、これまでの経歴を振り返った結果、自分が以下の希望を持っていることに気づきます。
- 「SEの経験」と「地方自治体職員の経験」両方を活かしたい
- マネジメントだけでなくプレイヤーとして、自らも手を動かしたい
- 長期的なスパンで1つのことを突き詰めてみたい
人脈もできて居心地がよく、やりがいもある地方自治体で、上記の希望を叶えることは可能だったと思います。しかし、環境への慣れによって自身の世界が狭まっている感覚を拭い去ることができず「今の自分に自治体以外の選択肢はあるのではないか?」と考えるようになりました。
そこで私は、転職サイトに登録してみることにしました。
しばらくすると、ありがたいことに企業やヘッドハンターの方から何件かスカウトの連絡をいただきました。ただ、スカウトの内容は、いずれもSEとしての経歴や資格が評価されたもので、大半がSE職としてのスカウトでした。
「地方自治体職員としての経験を直接活かし、地域の発展に貢献したい」という点は絶対に外せない希望であったため、やはり今の職場でキャリアを形成した方がよいかと考え始めていました。
そんな中、GPTechから「地方自治体でのIT企画やベンダコントロールなど、発注者としての経験に魅力を感じた」「ITコンサルタントとして発注者支援に携わらないか」という連絡が来ました。
地方自治体職員としての経験が評価されたこと、そしてSEの時に他職種への興味を抱くキッカケだったITコンサルタント職のスカウトであったことから、GPTechという会社はどんな会社なのかとホームページを開いてみました。
そこで目にしたGPTechの経営理念、「この国の、システム発注の常識を変える」。
GPTechが言及する課題は、SE・地方自治体職員のどちらでも感じていたものでした。また、「システム開発は、発注側と開発側の共同作業」というメッセージから、これまでの経験を活かせるのではないかと思い、選考へ進むことにしました。
入社を決めるに当たりGPTechに感じた魅力
選考の結果内定をいただき、オファーを受けるか、今の職場に残るかを改めて考えました。その中で決め手となったGPTechに感じた魅力は以下の3つです。
①経営理念に共感した
GPTechが提起している課題は、私がこれまでの経験から感じた組織のIT戦略における課題と、非常に近いと感じました。そのため、経営理念への納得感は非常に高かったです。
また、複数回あった面接で、誰と話しても会社として目指す場所が一貫していたことから、経営理念が社内に浸透していると感じました。
②「開発側の経験と発注側の経験、両方を活かせる」と感じた
例えば、IT調達支援や工程管理支援では、開発側の考えや作業内容を把握しつつ(SEの経験)、発注側の考えや業務を理解できていることで(地方自治体職員の経験)、発注側と開発側の共同作業がスムーズに進むよう支援できるのではないか、と考えました。
また、自治体案件の拡大を視野に入れていることも、ポイントとしては大きかったです。
③社員が成長できる環境がある
GPTechでは、コンサルティング業務とは別に、TF活動として社内業務の改善に関わることができます。自身の能力を直接組織の改善に活かすことができ、組織の成長とともに社員自身もスキルアップできる魅力的な取組みだと感じました。
また、この採用ブログからも、幅広い年齢層と様々な経歴をもつ社員が在籍していることが分かり、これまでと違った新しい刺激を受けられる環境ではないかと期待できました。
これまで挙げた理由から「転職するならGPTechだ!」と考えました。また最終的には、将来を考える子どもに「40代半ばからでも新しいことに挑戦する姿を見せたい!」と思い、転職を決意しました。
GPTechで働きはじめて感じていること
実際にGPTechで働きはじめて5カ月が経ちますが、入社の決め手になった3つのポイントに加え、以下のようなメリットを感じています。
①新しいことに挑戦できる環境である
組織として正に成長の過程にあり、新しいことに取り組める環境があります。私の場合は、チームを作り、自治体向けの新しいソリューションの検討を行っています。また、TF活動においても、GPTechとして新たな価値を生み出すための活動に携わることが出来ていると感じています。
②学習環境が整っている
GPTechでは、代表や様々な経歴を持つ中途社員が講師を務める、中途・若手社員向けの研修が活発におこなわれています。また、ビジネス・ITに関するオンライン研修のサービスを利用できるなど、学習環境が整っていると実感しています。
③ワークライフバランスを取ることができる
担当する業務にもよるかと思いますが、在宅勤務が主となり、通勤時間が削減された結果、家族と過ごす時間が増えました。出勤前や退勤後に家の用事を済ませることができ、ワークライフバランスが取りやすくなったと感じています。
今後の展望としては、様々な経歴を持つ上司や同僚から知識やスキルを吸収し、ITコンサルタントとして成長していきたいと考えています。
そして、発注側と開発側両方の経験を活かし、GPTechの経営理念の実現に貢献したいと考えています。特に、地方自治体職員の知識と経験を活かし、自治体のIT戦略における課題解決に貢献することが目標です。
いくつになっても新しいことへの挑戦を楽しみながら、公私ともに充実させていきたいと思います。
おわりに
SEとしての経験を別の形で活かしてみたいと考えている方、地方自治体職員としての経験を新しい環境で活かしてみたいと考えている方、そして新しいことにチャレンジしたいと考えながらも一歩が踏み出せないでいる方にとって、GPTechで働くことが一つの選択肢となれば幸いです。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
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