SIer×事業会社×コンサル企業を経験したマネージャー社員のジョイン

SIer×事業会社×コンサル企業を経験したマネージャー社員のジョイン

2020年12月に新メンバー(マネージャー、以下Yさん)が入社しました。前職のITコンサル企業では保険業界のIT戦略やITガバナンスに関する業務を担い、GPTechでも更なる活躍を期待しているメンバーです。

今回は、Yさんに転職を考えたきっかけや経緯、転職活動で迷ったこと、今後の抱負についてインタビューした内容を紹介します。(記事作成者:角屋(2018年入社))

転職を考えた理由

昨今を取り巻く社会情勢として、ビジネスにおける変化の速さや、約40万人超のIT人材が不足すると言われている2025年問題が提唱されています。それらを考慮し、今後さらにデジタル技術の重要性が増す見込みから、前職のITコンサル企業への入社に際しては、デジタルプラットフォーム構想をもとにサービス展開を進めている点を魅力的に感じ、入社しました。

入社後はAIを活用したコールセンター業務効率化などの業務改革プロジェクトを中心に従事していましたが、上述の構想を推進する中心メンバーの退社等があり、経営指針や組織マインドに対する共感と熱量を持って一緒に働くことができるメンバーが限られてきたため、転職を決めました。

転職活動の内容

私の転職活動の期間は約1ヵ月でした。というのも、前職ではプロジェクトの実働部隊であるコンサルタントチームの管理職と兼務してワ―キングメンバーを務めており、多忙を極めていたことから業務と並行しての転職活動が困難であったためです。

そのため、当初より今回の転職活動は短期決戦と位置付けており、退職後、転職エージェント経由で希望に合うコンサル企業を選定し、期間中は転職活動に専念しました。

転職先を考える上での判断軸

転職先として特に優先度を高く置いていたのは、コンサル企業であることです。企業の変革に数多く関わりたいと考えていたため、外側からの触媒の位置づけで関与するコンサルタントという立場が最適だと考えました。

コンサルタントの場合、一般的に基本的にユーザ企業をクライアントとしたプロジェクトに従事することになります。事業会社の場合、プロジェクト自体が全くない訳ではありませんが、プロジェクトそのものが事業の主体ではないため、プロジェクトメンバーに参画できる機会も限定的であり、コンサル企業と比べてプロジェクト従事機会の頻度には大きく差があります。

また、これまでのキャリアで培ったシステム開発や戦略・企画、保険関連の業務知識は、多種多様な知見を求められるコンサル業務でこそ特に活かすことができると考えました。

コンサル企業の次に考えた条件は、経営理念や組織のミッションをどのように定義し、発信しているかです。企業・組織の成長へ向けた貢献には、経営方針・経営理念に対する社内外を巻き込んだ共感が大切だと考えているため、まず会社として経営理念やビジョン、提供価値等についてどう考えているのか、またそれらをどのように情報発信しているかについて重点を置きました。

GPTechの場合はエージェントからの情報提供のほかコーポレートサイトや採用ブログを見て情報取集をしました。特に採用ブログからは社員のコンサルタントが運用していることもあって、会社や仕事内容だけでなく若手社員のバイタリティや人間力が伝わり、とても好感を持ちました。

その一方で、今回の転職活動であまり興味が持てなかった会社の特徴や傾向は以下の3点です。

・経営理念やミッションのメッセージ性が弱い
・発信力が低い
・組織として完成していること(変化できる余地が小さいこと)

組織が成長し続けるためのポイントはいくつもありますが、特にウェイトを置いているのは経営理念やミッションのメッセージ性や社員の発信力です。

また、「組織としての完成度合い」は、志向が分かれるところですが、未完成の余地が大きい方が、自身が変革に携われる領域が広いことから、個人的には組織として完成していないことに関心を持っていました。

GPTechに興味を持ったきっかけや魅力

GPTechを知ったきっかけは、転職エージェントからの紹介です。

GPTechの事業背景である「発注者側であるユーザ業務の知識や体制不足」について、私自身も発注側として、IT部門が契約面やユーザ部門との調整やスケジュール管理に偏重している状況を経験していたことから、IT知識や体制不足、主体性不足に対する発注側の問題意識が一致していたため興味を持ちました。

また、CIOアウトソーシング事業の発想やCIO人材(高度IT人材)のシェアリングを推進する団体を設立、リードしていることも魅力に感じました。

GPTechのような会社はまだまだ規模が小さいため、一人一人が持つ熱量がどの程度大きいかが重要です。その上でも、面接の場でCIOシェアリング協議会等の様々な取り組みを聞き、熱量の高さをうかがい知ることができたため、魅力的に感じました。

GPTechという会社について特にユニークだと感じたことは「PJやタスクフォースを兼任で担当していること」です。言うなれば複数案件の進行状況や優先度に応じて各人で調整を図る必要があるため、熱量だけでなく当然セルフマネジメントも重要ですが、業務量の多寡に応じて柔軟に工数配分を調整できる点はGPTechの会社規模的にも効果的な施策であり、また実行できている点がすごいと思いました。

入社の決め手

今後の私のキャリアとしては、経営とITの橋渡し役にあたるキャリアを描きたいと考えていることから、そのキャリア像とGPTechが問題意識として持っている「経営理念―IT会社任せのシステム開発という慣習の改善」がマッチしたことが決め手でした。

また、まだ若い企業であるため、成長へ向け組織がスケールしていく過程に関われる点も大きいと考えました。

入社を決めるにあたり最後まで迷ったこと

GPTechは現在、特定の専門業務に特化しない形でIT調達支援サービスを行っているため、自身の「金融業務の知識=強み」をより活かせる業務環境を選ぶかどうかが、最後まで悩んだ点でした。

結果的に、代表の坂本とのオファー面談の中で、標準やルール等の本質を捉えることで、特定の業界や業務に依存しないCIOアドバイザリーの業務を遂行できる、という確信が持て、キャリアの一貫性に納得性が得られたことから、入社を決意しました。

入社して挑戦したいことや手がけたいこと

高い専門性を持ったプロフェッショナルとしての組織作りや強化を手掛けたいと思います。官民問わず今後ますますデジタル化が進み、エストニアのようなデータ交換基盤に繋がっていく世の中になると考えていますので、政府系の案件についても経験を積みたいと考えています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

採用に関するご質問やご相談

GPTechでは中途採用および新卒採用を募集しています。
詳しい募集内容や選考の流れなど、お気軽にお問合せください。また、Web会議等での会社説明や社員(ITコンサルタント)との面談についても、ご希望に応じて承っています。

※お問合せ日から1~2営業日中に、ご入力いただいたメールアドレス宛てに折り返しご返信いたします。