転職を躊躇していた私がGPTech入社に至るまで

初めまして。2021年1月にGPTechに中途入社した田中といいます。

この記事では、新卒で入社したSIerで法人営業、商品企画として働いていた私が、転職活動を経てGPTechに入社を決めるまでについて、お伝えしたいと思います。

現職にモヤモヤを抱えている方、転職活動に踏み出そうかどうか悩んでる方、内定をもらったとき転職という決断ができないかもしれないと不安に思っている方に、私が何を考えて行動し決断してきたかなどの経験が参考になれば幸いです。

自己紹介

私は、新卒でSIerに入社し、その後転職活動を経てGPTechに入社しました。

大学時代は京都でこれと言って特徴がない大学生活を送っていましたが、3回生になって始めた就職活動をきっかけに、自分の過去から将来について今まで以上に深く考えるようになりました。

初めての就職活動

私がITに携わる仕事に興味を持ったきっかけは、大学時代のコールセンターのアルバイトです。

時給が比較的高いという理由で選んだアルバイトでしたが、それまで仕事で電話を取るという経験はありませんでした。勤務初日、電話の取り方と業務システムの使い方を簡単に教わった後にお客様からの電話を取り始めましたが、驚いたのは、初日にもかかわらずスムーズに業務を進めることができたことです。勤務日2日目には、ほぼ問題なく1人で業務を行うことができました。

コールセンターの仕事は始めたばかりの学生の私が、数時間後にはお客様からの電話を取って配車までできるようになっているということが単純にすごい！と思いました。これは、支えてくれた先輩アルバイトの方のおかげもありますが、操作性が高い業務システムによるアシストが大きかったと思っています。

この経験から、ITの力が働く人の大きな支えとなることを実感し、今後自らが開発したシステムで働く人を支えたいと思い、自社でシステム開発を行っている会社に入社することを目指し、就職活動をしました。

新卒入社したSIerでの7年間

入社したSIerでは、法人営業に配属されました。

SE職で採用されたものの、配属先を決める面談で「お客様の課題を解決することでありがとうと言ってもらえる仕事がしたい」と人事に伝えたことから、「様々なお客様とより近い距離で接点が持てるのは営業職はどうか？」と提案があり、結果的に法人営業を選択し、担当商材を持つプロダクト営業として働くこととなりました。

配属された部署では様々なことを教わりながら楽しく働いていましたが、数年後、組織編成で別の営業部隊に異動が決まり、担当プロダクトが変わることになりました。

転職を考えはじめたきっかけ

新たに担当した商材は、新規プロダクトとして誕生してから数年の比較的新しい商材で、まだほとんど実績がなく販売にとても苦労しているものでした。それまでの法人営業では「苦労をしなかった＝考えて動けていなかった」と感じ、営業のスタイルをどのように改善するか悩みました。

その後、先輩社員と意見を出し合いながら試行錯誤を続け、何とか実績を作ることができましたが、常に「本当にお客様にとって最適と思える提案なのか」と疑問を抱えていました。

担当商材を持つ営業という立場上、ミッションは「お客様にとって何が一番良いか」よりも、「担当商材を良いと思ってくれるお客様を見つけること」「担当商材を選んでもらうにはどうしたら良いか」を考えることです。

疑問を抱えながら働く中で、お客様に喜んでもらうために働いているはずが、自分ですらお客様にとって最適と思えない提案をしている、誰のための仕事なのだろう・・・と思い始め、やりがいを見失ってしまいました。

そこで、よりお客様に近い立場で、お客様にとって最適だと自信を持って提案できる仕事がしたい、と思い転職を意識し始めました。

キャリアのパーソナル・トレーニングを受けて挑んだ自己分析

今回GPTechに転職を決めた転職活動は、私にとって2回目の転職活動でした。

1回目に転職活動では、内定をいただいた会社もあったものの、ちょうどそのタイミングで営業から商品企画への異動が決まったことで、心機一転してもう少し頑張ろうと思い、内定を辞退し転職活動を中止しました。

2回目の転職を意識してから行ったアクションは、キャリアを考えるパーソナル・トレーニングの受講です。パーソナル・トレーニングを受けることにした理由は2つあります。

1点目は、「なぜ転職するのか（現職に残るという選択はないのか）」について腰を据えて考えたかった、というものです。現職か転職かについては、転職エージェントのように採用企業側と利害関係のある方に相談するのは得策ではないと考えました。

2点目は、1回目の転職活動で踏みきれなかったのは、環境の変化に加えて自己分析が甘く自分の判断に自信を持てなかったことが原因の１つと考えたことです。業務量の多い部署に在籍しながらも徹底的に自己分析をやりきることで自分の決断に自信を持ちたいと考えていました。

企業選びの軸

私が本格的に転職活動を行うにあたり、軸としたのは以下3点です。

1. 自分自身が最適と思える提案ができること
2. 提案だけでなく実行フェーズも伴走できること
3. 様々な方からフィードバックがもらえること

まず、前職で悩んだ経緯を踏まえ「自分自身が最適と思える提案ができること」を1つの軸としました。

次に、提案だけでなく実行し目的を達成して効果が出るところまでお客様と一緒に取り組むことで、お客様に喜んでもらえることが私のやりがいになると思い、2つ目の軸としました。

最後に、様々な立場からフィードバックをもらえる評価制度であることを3つ目の軸としました。前職では上長からのフィードバックのみもらえる環境だったため、一緒に働く他部署からのフィードバックをもらう機会はありませんでした。様々な立場の方からフィードバックをもらうことで、より自分を客観視し高めていくための道しるべとなることを期待しました。

GPTechとの出会い

私がGPTechと出会ったのは、転職エージェントの方からの紹介です。

自己分析が終わった後、3つの軸から業界や職種を絞り、第一志望をITコンサルタントに決めました。そして、コンサルタントという職業について書籍やインターネットで調べた後に転職エージェントを探し、10名弱の方と面談をする中で、上記の私の軸や考え、思っていることを伝えた上で、依頼する転職エージェントを決めました。

そして、一人の転職エージェントの方から紹介いただいたのがGPTechとの出会いです。あらかじめ企業選びの軸を伝えていたので、私の希望を満たす企業として紹介してもらうことができました。

初めて知ったときの印象は、会社の理念がとても印象的で私にとって理想的で、このような理想を掲げている会社が実在するのか、という驚きの感覚です。

面接を通して、実現することはやはり難しく、一人一人に求められるものも高くなることを実感しました。同時に、自分が求めていた環境でやりがいを見失わず、自分の努力次第でなりたい自分像に近づいていけるだろうということも強く感じました。

入社という決断に至った背景

不安な気持ちも少なくない中、入社という決断の最終的な決め手となったのはGPTechの経営理念と事業内容です。

私の最もやりたいことは「自分自身が最適と思える提案ができること」です。
コンサルタントとしてお客様の本質的な課題解決をすることが一番お客様のためになると考えていたことから、GPTechは、私が一番やりたいことに真っ向から挑める環境だと感じていました。

当然かもしれませんが、未経験かつ会社規模が異なる会社への転職ということもあり、不安に思ったことも多くありました。

特に感じていたのは、今までの経験を活かせる部分が多いアカウント営業のほうが向いているのではないかということです。これまでに法人営業、商品企画として経験を積んできたため、アカウント営業の方が経験を生かせる部分が多く、スムーズなキャッチアップが可能ではないかと考えていました。
※アカウント営業：顧客の組織や事業について広く深く情報収集したうえで課題を聞き出し、それを解決するためのソリューションを提案する営業方法（⇔ルート営業）

ただ、改めて過去を振り返ると、経営理念と自分の志向との乖離に思い悩んだことが多くあり、また同じことの繰り返しになるのでは、と思いました。そのため、厳しい選択でもいただけたチャンスをつかみ、入社することを決意しました。

さいごに

転職活動では、以前から知り合いだった方や転職活動を通して知り合った方、様々なバッグボーンを持つ方々と会話する機会をいただき、前職で感じていた不安や抱えていた違和感を言葉にしてみて、相手と自分の両方を深く知ろうとしたことがきっかけとなって新しい一歩を踏み出すことができました。

私にとって、今回の転職は覚悟が必要な非常に大きな決断でしたが、決断した後は「選んだ道をどう生きるか」だと考えていて、この選択が正しいか正しくないかは今後の私次第だと思います。

今後、今までの自分の経験が活かせるところを見つけて組織に貢献し、自分自身も成長しながら、関わるお客様、社内メンバー皆様に頼っていただけるようなコンサルタントになりたいと思っています。

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

現職にモヤモヤを抱えている方、転職活動に踏み出そうかどうか悩んでる方、内定をもらったとき転職という決断ができないかもしれないと不安に思っている方が踏み出したい一歩を踏み出す際、私の経験が少しでも参考になれば幸いです。