中途入社してIT戦略策定支援で活躍するGPTech社員の1日

中途入社してIT戦略策定支援で活躍するGPTech社員の1日

はじめに

こんにちは。GPTech新卒6期生の小野寺です。

今回は中途で入社された小原さんに、「GPTech社員の働き方」をテーマに1日の業務内容や、実際に働いて感じたことについてインタビューをしましたのでその内容を記事にいたします。

小原さんは大学卒業から17年間総合リース業大手に勤め、最初はリースの営業部門で自動販売機のリースの営業を経験し、その後企業審査、債権回収、人事とさまざまな部署を辿り、これらの業務と並行して業務改善のためのシステム開発にも携わってこられました。

40歳をめどに転職をしたいと考えていた中で、GPTechとご縁があり、2年前の2022年にGPTechに転職されました。GPTechでは、民間企業におけるIT戦略のグランドデザイン策定支援のプロジェクトに、プロジェクトリーダーとしてかかわっています。

この記事は、小原さんに答えていただいた内容をもとに、小原さんのGPTechでの働き方やGPTechで得られる経験について書いています。

「ITコンサルタントがどんな業務をやっているのかイメージが掴めない」といった悩みや「事業会社とどう違うのか」といった疑問を持っている方の参考にしていただけますと幸いです。

GPTech社員が語る、IT戦略策定支援におけるコンサルタントの役割

ー小原さん、本日はよろしくお願いします。

早速ですが、小原さんは、担当しているプロジェクトではIT戦略の領域を担当されています。私自身、IT戦略について明確な認識を持てていないので初めにお伺いしたいのですが、IT戦略とは何で、IT戦略領域ではどんなことをしているのでしょうか?

(小原)
よろしくお願いします。

IT戦略とは、簡単に言えば「一企業における情報技術に対する長期的な方針のこと」です。

IT戦略のカバーする分野は多岐にわたり、情報システムをどのように構築・刷新するかはもちろん、システムの使い手である人材をどのように確保するか、ITをどのように使うかのルールを定めるガバナンスなど、企業のITに関するものの包括的な方針がIT戦略にあたります。

IT戦略を簡単に言えば「現在地」と「ゴール」を適切に把握して、「ゴール」までの最適な道筋を示したものだと考えています。

ーありがとうございます。そのIT戦略領域にコンサルタントとしてどのように関わっているのでしょうか?

(小原)
IT戦略のグランドデザインの策定を支援しています。先ほども言った通り、現在地とゴールを適切に結ぶのがIT戦略なので、現在地を知るために現状分析、ゴールを知るために課題・要求分析を行っています。

ーどのような調査で分析を進めていくのでしょうか?

(小原)
基本的にはクライアントへのヒアリングですね。ヒアリングから現状の業務や課題感を収集したうえで、どんなゴールにするかを設定します。

ーGPTechとしての価値の出し方はどこにあるのでしょうか?

(小原)
特定のベンダーとのかかわりを持たないため、ゴールを自由に描けることがGPTechの強みだと思います。

前職でシステム刷新をしようとしたとき、出資先のベンダーにしか発注できないことがあったので、ベンダーに縛られずに最適なゴール・道筋を描けることが特徴だと感じています。候補製品も多くなるのでその分大変にはなりますが、そこにコンサルティングの価値があると思っています。

1日の働き方

(小原)
私の1日の働き方は以下のようになります。

転職して活躍するITコンサルタントから見たGPTechの働き方

ー1日の残業時間はどれくらいでしょうか?

(小原)
残業時間に関しては通常は1日1時間ほどだと思います。プロジェクトが佳境に差し掛かり、資料作成が追い付かない時は多くて3時間ほど残業することもありますが、基本的には1時間くらいです。

ーGPTechの働き方に関しましてはどう感じてらっしゃいますか?

(小原)
前職が全日出社で、毎日栃木県から都内に通っていたことを考えると、GPTechは基本リモートワークなので働きやすいと思います。

ただ一方でリモートが多いと、会社への帰属意識は薄くなってしまうのではないかとも感じるので、そこに関してはこれからの課題のように感じています。

ー小原さんは金融業からGPTechに転職なさった背景がありますが、実際に働いてみてのギャップをどのように感じていらっしゃいますか?

(小原)
業務レベルで大きなギャップはありませんでした。

前職では発注側としてコンサルタントの方と一緒に仕事をしていた経験や、他の部署のIT関連の相談を受けたうえで伴走して解決してきた経験があったので、ITコンサルタントとしての業務イメージと、実際の業務の大きな乖離はなかったです。

実際の業務内容も、前職での経験を生かすことができていると感じています。

ー前職のどのようなご経験が今に生きているのでしょうか?

(小原)
前職では営業、企業審査、債権回収、人事といろいろな経験をしてきました。一見つながりはなさそうに見えますが、企業審査の時の経験がクライアントの事業内容の把握につながり、人事の経験がIT人材の育成や確保に関する方針策定につながっています。

キャリアの中で経験した個々の業務を一度にやっているようなイメージですね。

ー事業会社とコンサルティング会社という性質の異なる企業でも業務内容としてはつながっているのですね。

(小原)
ギャップはないとは申し上げましたが、事業会社との違いとして強いてあげるのであれば、視点の違いだと思います。

事業会社で働いていた際は現場の業務や課題を直接自分自身で体験することができたものの、コンサルタントの立場になると実際にすべての業務を体験することはなく、クライアントを通じて業務内容や課題を理解していく必要があるため、想像力や本質を見極める力が重要になってくると思います。

ーGPTechで働かれていてどのようなやりがいを感じていらっしゃいますか?

(小原)
大企業の場合、分業的であるため細分化された業務単位で仕事を任されることが多い一方で、GPTechであればプロジェクトにアサインされると基本的には顧客企業のIT戦略を一任させていただく機会が多いです。

また、企業のIT戦略について、特定のベンダーに縛られずにクライアントにとって最適なものを考えることができるので、他のコンサルではない、GPTechが伴走する価値が出せていると思い、やりがいを感じています。

ー最後に、小原さんのこれからについてお伺いさせてください。小原さんは転職されて二年目になりますがこれからのキャリアに関してはどのようにお考えですか?

(小原)
そうですね、まだ入社して2年なのでしばらくはITコンサルタントの領域で価値を発揮したいと考えています。

現状は、基幹システムや販売管理といった領域にパッケージ製品を導入する「守りのDX」が大半を占めていますが、将来的には売上や利益を拡大するために今までにないシステムを作る「攻めのDX」にも携わりたいと考えております。

GPTechより先のキャリアについては全然想像できませんが、栃木県に住んでいることもあるので、農業に携わりながら、農業のDXに関わることができたら面白いなとは思っています。

ー農業のDXはまだまだ開拓の余地がありそうで面白そうですね!本日はお話をお伺いさせていただき、ありがとうございました。

(小原)
ありがとうございました。

最後に

小原さんにお聞きするまで、IT戦略について具体的なイメージをつかめていませんでしたが、小原さんにわかりやすくご説明いただき、実際に何をしているのか、解像度を高くつかむことができたように感じています。

この記事を読んでいただいて、私のように、IT戦略策定支援の領域でコンサルタントが何をしているのかのイメージをつかんでいただけましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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