学んだ内容が身につくGPTechのOff-JT研修
はじめに
こんにちは、新卒4期生の福本です。2022年4月1日に新卒の新入社員としてGPTechに入社しました。この記事を作成している現在は4月~5月の2か月間のOff-JT研修を終え、OJT研修に入っています。
多くの企業では新卒の新入社員(以下、「新入社員」と記載)に対して新卒研修を実施しています。企業が実施する新卒研修は大きく分けて2種類あり、Off-JT研修(Off the Job Training)とOJT研修(On the Job Training)があります。
Off-JT研修は座学中心、OJT研修は実際に仕事をする中で業務を学びます。Off-JT研修とOJT研修はそれぞれに利点があることから、期間を区切って両方を組み合わせて実施することが一般的です。GPTechでも、2か月間のOff-JT研修の後、約2年間のOJT研修に入ります。
今回紹介するのは、GPTechが完全に内製化して実施しているOff-JT研修の特徴です。(20~30人規模の中小コンサル会社でどのように研修の内製化を実現しているかについては、こちらの記事をご覧ください。「内製による新卒研修運営の裏側」)
Off-JT研修の特徴
GPTechのOff-JT研修の特徴は、「インプットの量もアウトプットの量も多く、かつアウトプットに対し細やかにフィードバックがもらえる」という点です。
この段落ではOff-JT研修の内容についてお伝えしますが、具体的な内容に入る前に、一般的な新卒研修の目的について考えてみようと思います。
そもそもの目的に立ち返ることで、Off-JT研修の特徴が何に繋がるのか(so what ?)が見えてきますので、ぜひ一緒に考えながら読んでいただければと思います。
まず、新入社員が入社前に仕事に対して抱く不安はどのようなものがあるでしょうか。
例として私が入社前に抱えていた不安を挙げますと、主に次の2点でした。
- コンサルは学ぶことが多いと言われているが、付いて行けるだろうか。
- コンサルは成果主義であり、成果で評価されると言われているが、成果を出せるだろうか。
要するに、きちんと仕事が出来るのかという不安です。ただし、これらはコンサルに限った話ではなく、前文の主語が業界毎、分野毎に変わるだけで、不安の内容としては多くの新入社員に共通するかもしれません。
そして、これらは企業が新入社員に対して抱く不安でもあります。多くの日本企業では実際に仕事をしたことが無い学生をポテンシャル採用しているためです。
そのため、企業は新入社員に対し、働く準備として仕事に必要な知識や技能を学ばせ、身につけさせることを目的に新卒研修を実施します。
以上のことから、「新卒研修後に新入社員が仕事に必要な知識や技能を身につけられて」いれば、新卒研修の目的は達成されていると言えそうです。
この「身につけている」というのが重要です。知らない状態から知っている状態になるだけではなく、出来ない状態から出来る状態になっている必要があります。
これには当然、インプット過多やアウトプット過多ではなく、どちらもバランス良く必要です。また、単純に実行しただけで終わるのではなく、受けたフィードバックを基に軌道修正することで初めて学んだ内容は身につきます。
既にお気付きの方も多いと思いますが、私がお伝えしたいことは、GPTechのOff-JT研修は新入社員が研修内容を身につけやすい構造になっているという点です。
受講者ではあるものの社員としてこの記事を作成しているため手前味噌になりますが、GPTechのOff-JT研修は非常に良い研修であると一受講者として感じています。
それでは次の段落でGPTechのOff-JT研修の詳細をご紹介します。
Off-JT研修の詳細内容
(1) インプットの量の多さ
GPTechのOff-JT研修内での学びの量、インプットする内容の量 は非常に多いです。特にGPTechで仕事を進めていくにあたって身につけておく必要がある内容に重点が置かれ、きちんと教わることが出来ます。
具体的な研修内容については、ぜひ他の記事を読んでみてください。
(2) アウトプット機会の多さ
同時に、学んだ内容を実践する機会やアウトプットする機会も非常に多く、(1)で学んだ内容に即して、基本的に1日に1つは成果物を作成します。例えば、議事録や業務フロー、ヒアリングシート、プレゼンテーション等です。
さらに、座学として用意されている以外に、「特定のテーマに関して自習を行い、簡易的な成果物を作成する」ということも行いました。
例を一つ上げますと、技術情報メディア「日経クロステック」から記事を一つ選び、その内容を基に簡易的なスピーチをするというものです。記事の内容を整理し、整理した記事の内容をベースに、そこから推察されることや提案出来ることを考え、雲/雨/傘(※)に切り分けてスピーチを行うということを週次で繰り返し行いました。※雲雨傘:主張を「雲がある(事実)/雨が降りそう(解釈)/傘を持って行く(行動)」と切り分けて整理するロジカルシンキングのフレームワークです。
(3) 細やかなフィードバック
そして、(2)で作成した全てのアウトプットに対して、フィードバックをもらいます。具体的には、業務フローというドキュメントを作成した際には、新入社員一人につき一人の社員がフィードバック担当者となり、1時間かけてフィードバックをするというものです。
おわりに
新卒研修は、新入社員が社会人基礎力を養うものでありとても重要です。
GPTechのOff-JT研修は
(1) インプット量の多さ
(2) アウトプット機会の多さ
(3) 細やかなフィードバック
という3点が特徴です。
2か月のOff-JT研修で相当量のインプットを行い大量の成果物を作成したことで、配属されたプロジェクト(OJT研修)では手ごたえのある仕事ができ、研修受講前に抱いていた不安もかなりの程度が払拭されました。
とはいえ、人によっては全く異なる内容の不安を入社前に抱いているかもしれません。
そのような方々には、自分が入社に際して抱いている不安に対して、新卒研修後の自分は不安を払拭出来ていそうか、不安を払拭出来ているだろうと思えるような新卒研修のメニューや構造になっているかという観点で見てみるのもよいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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