行動指針ー価値を創るITコンサルタントの心構えとは

行動指針ー価値を創るITコンサルタントの心構えとは

※2022年5月更新

こんにちは。GPtech新卒1期生の古舘です。(3人並んでいる写真の一番左が私です)

※私の自己紹介やGPTechに入社を決めた理由は、以下の記事に載せています。

新人研修も終わり、本格的にプロジェクトへの配属が始まりました。そこで今回は、仕事を進めるうえで重要な「行動指針」と、行動指針を意識して気づいたことについて記事にまとめました。

GPTechの行動指針

行動指針とは、「組織の一員としてどのように考え、どのように行動するか」を考える上で基本となる方針です。経営理念(ビジョン)を実現するために、大企業から中小企業まで多くの企業が行動指針を取り入れています。

GPTechの行動指針は以下の通りです。

この行動指針を浸透させるために、様々な施策が行われています。

例えば半年ごとに行っている人事評価の観点では、2019年から行動指針の実践度合いが評価の一つに組み込まれるようになりました。そのため、普段の会話の中でも「それって本質思考じゃないよね」といった言葉を耳にするようになりました。

また、浸透を目的に啓発ポスターをオフィスのあちこちに張り出して、社員の視界に入る回数を増やしています。(ちなみにポスターの作成者は私ですが、我ながらイイ感じのデザインになったと思っています(笑))

GPTechの掲げる行動指針とは?

それではGPTechの7つの行動指針を順に見ていきましょう。

本質思考

本質思考は、論理思考より優先する。現象の裏に隠れる本質に対して対処をしなければ、論理がいくら正しくても誤ったゴールにしか辿り着かない。本質的な思考、行動がとれる組織は、目指すべきゴールに早く、最短にたどり着くことができる。

※2022年5月より、考えるだけでなく行動するまでを指針として強調するため、「本質思考」→「本質考動」に変更。詳細は以下記事をご参照ください。

本質思考を理解する上では、安宅和人さんが書かれた「イシューからはじめよ」という本がすごく役に立ちます。

「イシューからはじめよ」を読んで、問題を効率よく解決するために、一番最初の問題設定に時間をかけてきちんと詰める(問いを正しく設定する)ことが大変重要だと学びました。

また、本質思考を実践する上では物事の抽象化が欠かせません。複数の事象から特徴や法則を抽出することにより、アナロジー的に活用できる原理・原則を導き出すことができます。
(以下は抽象化のトレーニングで私が実践した内容をまとめた記事です)

コミットメント

完遂することを約束する。コミットメント(=約束を完遂すること)は信頼に繋がる。

どんなに小さな仕事でも”人との約束”であることを考えると、達成に向けて意欲が奮い立たせられます。

期待+α

期待を上回る成果は、相手の感動を生み出す。期待を上回る成果を生み出すことは、正のスパイラルを生み、自身の成長を加速させる。期待を上回るためには、期待値を正確に把握し、コントロールすることが重要である。

「一緒に仕事をする人たちの期待を上回るにはどうすればいいか?」を普段から考えることは、自分の価値も高めることにつながっていると思います。

受け身の脱却

受け身の仕事では、決して高い成果を生み出すことはできない。自身が主体的に仕事に挑むことで、期待を上回る成果を生み出し、更なる成長機会を得られる。

「主体的な行動」の一つに「質問する際に仮説を立てること」があります。ただ質問をして一方的に情報をもらうのではなく、まずは自分で仮説を立てて考える。

具体的には、「どうしたらいいですか?」ではなく「こうしたらいいと思いますが、どう思いますか?」と考えることが成長につながります。私自身も、以前は質問する前に調べたり考えたりする努力を怠って先輩社員に質問してしまうことが度々あったため、その都度指摘を受けていました。

他責の否定

他責とは、他者の過去を指摘すること。他責の否定において、自身の過去を振り返ることも必要だが、自身の未来と他者の未来に対する建設的な働きかけこそがより重要である。

例えば、「仕事がうまくいかないのは周りの環境のせいだ」と考えるのが他責思考です。そう考えるのはとても楽なことですが、いつもそう考えていては学びはありません。

他責思考ではなく自責思考に切り替え、「じゃあ自分がこれからどうすべきか」という発想で物事を考えることで、パフォーマンスだけでなくモチベーションも上がります。

好奇心と探求心

IT業界の変化は早い。トレンドに対して、高いアンテナを張り続ける好奇心が必要である。ものごとを表面的に捉えるのではなく、その真理・本質を探究することが重要である。クライアントと協働するためには、クライアントに対して強い関心と理解を持つことが必要であり、そこにも好奇心と探究心が必要である。

ITトレンドは変化が激しいため、日々ニュースに触れることが大事です。合わせて、日常で「なぜ?」と感じたことをどんどん深掘りしていくというのも重要だと感じています。

組織成長への貢献

自身だけの提供価値には限界があり、より大きな価値を提供するために組織が存在する。組織の成長は、自身の提供価値の向上につながる。組織は、組織のメンバーの力なくしては成長できない。組織の成長と、組織に属するメンバーの成長は、相互に関連する。

コンサルタントはチームで動くことが多い職種です。チームパフォーマンス向上にはまず個の力があってこそ。自分の成長をチームの成長に直結させることで、チーム全体が持つ視野や思考の幅が広がります。

以上がGPTechの行動指針です。シンプルな指針がほとんどですが、成果を出すコンサルタントになる上でいずれも必須だと思います。

意識から行動へ

最後に、私が感じた行動指針を意識するメリットを紹介します。

① 行動を見直すきっかけができた

自身の一つ一つの行動に対し、「これは”期待+α”になっているか?」といった振り返りをする機会が自然と生まれました。この振り返りを繰り返していくことで、行動がより洗練されたものになると思います。

② ただ仕事をこなすだけじゃ満足できなくなった

志の高い行動指針を意識にすり込んでいく内に、ただ言われたことをこなすだけの仕事は面白くないと思い始め、まずは小さな範囲で「これやろうと思うんですがどうですか?」といえるようになりました。まだ目の前の作業でいっぱいいっぱいな所もありますが、その中でも自分にできる工夫を見つけていこうと思います。

③ 目標を立てやすくなった

正直なところ、今の自分に足りないものが多すぎてどこから目標を立てていけばいいのか分かりませんでした。そこで「社員全員がこういう方向にむかっていますよ」という行動指針が、目標を立てるうえでのベースになりました。ちなみに私の場合、まずは「2. コミットメント」を主軸にして、どんなに小さな仕事でも抜けもれなくメモし、納期を達成するという目標を立てました。

自分が大切にしたい要素を行動指針として持っていると、より速く成長できると思います。入社して3ヵ月にしてその効果を徐々に実感し始めました。

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